2011年06月10日

教員任期制、経営は民間から…

以前、冊子『大乱調』で扱った内容と関連して記事紹介をしたいと思います!

『チェック機能強化 新生環境大、法定協を設置』(日本海新聞 2011年5月26日)

教員任期制、経営は民間的手法…

どこかで聞いたことのあるような言葉…。これからの大学はこれを「改革」として掲げていかなければいけないのだろうか。
 鳥取環境大学は経営悪化から私立大学から公立大学への移行を進めている大学である。
以前『大乱調』で、この鳥取環境大学が公立化することに関して、賛成の論が展開された。
 
 教員任期制は、はっきりとした実績を残しにくい基礎研究や文系の学問の研究者は十分評価されない可能性があり、応用的な研究をする理系学問には有利に働くように思われる。その結果、応用的な学問に資金が集まり、研究者もそうした研究への志向を強めるかもしれない。
 また、評価する機会の増加によって、教員の事務的な負担が増え、研究に十分集中できないであろうことも考えうる。
 
 経営の民間化は、難しい問題だ。確かに削減できる費用はあるかもしれない。研究とあまり関係のない設備の入札などは行っていくべきであろう。しかし、経営が民間化することによって、さきほど述べたような偏った資金配分や学部自体の廃止によって、教育・研究が十分に行われない、または教育・研究する場自体を奪われる可能性がある。
 しかし、効率化を推し進めるために、学問研究の場である大学、学部を奪ってしまっては元も子もない(例 首都大学東京、現在の大阪府立大学の改革の流れなど)。
 
 大学は学問教育・研究の場であり、利益をあげる場ではない。企業とは性質の異なるものだ。
そうした意味で、鳥取環境大学を地域の知的基盤として維持するべきではないかと考え、公立化に賛成の立場を述べた。今行われている、ありがちな「改革」に賛成するわけではなく。
 
 こうした「改革」をしなければ、大学は存在できないのだろうか。
大学がいかに役立つのかを考えるのではなく、大学がどのような場であるかを考える必要がある。


まぁ、そんなことをネットラジオでもしゃべったりしてます。前回の放送の再生数はあれでしたけど、聞いてくれた方への感謝を忘れず、これからも伝えていこうと思います。
これからもよろしくお願いしますw

P.Q
posted by 大情研 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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